今から30年以上前、20歳の頃のことです。
初めてスキーへ行くこととなり、当時お付き合いをしていた彼と、その友人たちのグループに参加しました。
手土産にシュークリームを持っていき、みんなで楽しく食べていた時のことです。
私は当時、食べることが大好きなぽっちゃり体型。
何も気にせずシュークリームを頬張っていると、彼の友人が隣にいたスレンダーな彼女へこう言いました。
「たくさん食べると太るよ?」
その言葉は私に向けられたものではありません。
それなのに、胸に深く刺さりました。
「え?あんなに細い人でも、食べちゃだめなの?」
「じゃぁ、私は・・・・?」
その日を境に、自分の体型が急に気になり始めました。
そして、ダイエットを決意します。
私は昔から、やるなら徹底的にやる、0か100かの性格です。
そのため、選んだ方法は、極端に食べないダイエットでした。
体重はみるみるうちに減っていきました。
痩せていくことが嬉しくて『これが正しい』と信じていました。
そして、気がつけば、体重という数字に心を支配されるようになっていました。
今振り返ると、誰が見ても健康的とは言えない体でした。
美しいとはほど遠かったと思います。
でも当時の私は、その痩せた体を維持することだけに必死でした。
スマートフォンもない時代。
どこで知ったのかも覚えていませんが、下剤にも手を出しました。
用法・用量を守ることなく長年飲み続けていました。
(どうやってそこから抜け出したかは、また別の機会に書きたいと思います)
やがて、食べないことで体をコントロールしていた私は、今度は大量に食べることに苦しむようになっていきました。
同じような道を歩んだ方も、今まさにその途中にいる方も、きっと少なくないと思います。
私自身、苦しんでいた頃は、同じ悩みを抱える方のブログを何度も読んでいました。
『私も治るかもしれない』と希望をもらう日もあれば、『やっぱり無理なんだ』と絶望する日もありました。
そんな日々の繰り返しでした。
だから今、過去の私に伝えたいことがあります。
「治したい」という強い気持ちだけでは、回復できないこともある。
焦らなくていい。
遠回りに思える日々も、決して無駄ではない。
そして、いつかきっと―
「大丈夫。心から食事を楽しめる未来が来るかもしれないよ」
あの頃の私へ。
そして今、同じ苦しみの中にいる誰かへ。
この言葉が、少しでも届いたら嬉しいです。
この経験は、私の「美しさ」に対する考え方を大きく変えるきっかけになりました。
その後、40代で筋トレと出会い、「痩せること」ではなく、「心も体も健やかであること」が、本当の美しさだと思えるようになります。
そのお話は、こちらの記事で書いています👉「40代で出会った筋トレ」私の『美しさ』が変わった日


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